グザヴィエ マルシェのもとには、いつも沢山の人が集っている。
彼の家の庭にはキャンピングトレーラーが沢山停まっていて、そこに沢山の若者が寝泊まりしている。

それは、フランスだけではなく世界中からWWOOF(ウーフ)World Wide Opportunities on Organic Farms プログラムなどで人を受けいれているからだ。

敷地内には、 自家菜園があったり、鶏が飼われていたり、コンポストトイレがあったりする。そして、そこで暮らすみんなが集う半屋外の広場がある。
それは大きなガレージのような建物で、入り口は外に向けて大きく開かれている。そこにテーブルやソファーや椅子を沢山置いていて、1日の仕事を終えたみんなで食事をしたり、ワインを飲んだり、音楽を聴いたり、語り合ったりすると言う。

ここに集う仲間たちは、自然を愛し、自然と共生を目指すコミュニティを愛する同志たちで、 互いに助け合って暮らしている小さなエコヴィレッジとなっている。

 
  
 
グザヴィエ マルシェがこの場所に移住してきた当初、まだ建物は荒れていて、それを少しずつ修復しながらヴィニュロン(ブドウ栽培者・ワイン生産者)として生きるということに取り組んでいた。
 
ただ、そんな時からも、彼はワインのことだけを見ていたわけではなく、常に自然や、環境や、地域や、仲間のことを考えて仕事に取り組んでいたと思う。

志を同じくする人が集うコミュニティをもつようになって、グザヴィエはとても穏やかになったように感じる。

今となって思えば、ああ、こういうことがしたかったんだなと納得がいく。







 
 
 
彼らのナチュラルな暮らしぶりは徹底している。
初めてグザヴィエ マルシェのもとを訪れた日本人の多くが面食らうのが、コンポストトイレだ。
バケツのような容器に用を足した後に木くずを被せ、人間の排泄物を微生物の力で分解し、それを庭や菜園のコンポスト(堆肥)として利用する。
 
自家菜園で作る野菜は、自分たちが食べるために様々な品種を栽培している。
そしてそこで蒔かれる種たちは、当然のように固定品種でありオーガニックだ。










 
 
   
グザヴィエとは、彼が手がけた初めてのヴィンテージの頃から付き合いがあるが、まさにその初めての輸入の時に、一生忘れることはできない彼らしい事件が起こった。

それは届いたワインがすべてラベル不良であったこと。
そしてその理由は、とても納得できることだったこと。

グザヴィエ マルシェは、自然であること、環境に優しいこと、そして地域のつながりを大切にしている。
だから彼のワインは全て、一枚一枚すべて手作業でラベルが貼られていて、
その時に使う糊ですらも地元産の麦から作られた天然糊を使用している。

彼がブドウ栽培を始めてから、畑では一貫して化学肥料や除草剤を用いない栽培を続け、ビオロジックであり、ビオディナミ栽培を真摯に取り組んでいる。

ワイン醸造においても、ブドウの果皮等に自生する自然酵母での発酵、厳密な清澄や濾過(ろか)を行わず、瓶詰めに至るまで亜硫酸塩(酸化防止剤)無添加とナチュラルな手法を選び続けている。

グザヴィエ マルシェのワインには、いつもエモーションが満ちていて、
それこそが自然派ワインの最大の魅力であったりもする。
 




 
 
  
  

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